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カッチハジャ≠ナ10年

兵庫同胞保護者会が式典



10周年を記念して
パネルディスカッション

 【兵庫】創立10周年を迎えた兵庫県在日外国人保護者の会(申点粉代表)は15日、神戸勤労会館で60余人が参加し、記念式典を開き、各地のオモニたちが地元で実践している活動について報告し合った。

 申代表は冒頭、「10年間ご苦労さまでした。今後もカッチハジャ(ともに歩もう)≠合い言葉に、21世紀もより住みやすい日本社会構築に向けがんばりましょう」と今後も積極的な活動を進めることを確認した。

 グループ「ナビ」による韓国舞踊や金桂仙さんの民謡独唱を楽しんだあと、パネルディスカッションが行われた。パネリストには高砂市の琴美香さん、伊丹の鄭姫順さん、西宮の兪貞恵さんら5人が、コーディネーターは同会の李玉順さんが勤めた。パネリストたちはそれぞれ、子どもの本名使用で悩んだ経緯や各地で保護者会を結成する時の熱い思いを語った。兪オモニは「在日同胞同士の出会い、子どものつながりが出来たことが一番うれしい」とこの10年を振り返った。

 最後に李さんは「日本社会は根本的にはまだまだ変わっていない。日本人と在日が互いに協力しあい、より住みやすい社会の実現に向け努力しよう」と思いを新たにした。

(2001.12.19 民団新聞)



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