民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
民団中央会館からタイムカプセル

70年代の貴重な資料発見



木箱に納められた定礎銘板

 在日本大韓民国民団中央本部会館(韓国中央会館)は現在、25年の歳月を経て老朽化が進んだため、改修工事が行われているが、定礎の中から宣言・綱領、規約、会館建設委員名簿など当時をうかがう資料が出てきた。

 民団中央本部会館は、全国の民団団員の拠点として1976年3月、地上8〜11階地下1階の会館として竣工。今回の改修工事で定礎をはずしたところ、定礎銘板、宣言・綱領・規約、全国組織任員名簿、中央会館建設委員会名簿、民団バッジ、当時の韓国新聞、沖縄海洋博記念硬貨が収められた木箱が出てきた。すでに中央会館完成当時の事情を知る役職員もおらず、このような定礎銘板が埋められていたことも知られていなかった。

 また、1階ロビー奥の壁の中にも、当時の朴正煕大統領をレリーフがかけられてあった。関係者によると「多分、会館を護るものとして壁の奥にかけてあったのでは」という。

 地方本部名も、現在の西東京本部が「三多摩」となっていたり、懐かしい名前に、中央本部幹部も珍しがることしきり。


壁の中に納められていた
故朴正煕元大統領のレリーフ

 定礎銘板の木箱は、民団50年史、民団新聞など最近の資料を追加して定石の奥に埋め戻した。

 会館の改修工事は、1階ロビー、8階会議室など付帯設備の工事は順調に進み、2月末には完成する予定。

(2001.12.19 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ