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離散家族相互訪問

年内実施不可能に



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北側が協議拒否

 【ソウル】第4回南北離散家族訪問団の年内相互訪問は事実上困難となった。年内実施のために大韓赤十字社が提案した「南北赤十字実務代表の14日接触」に、北韓側がいまだに返答すらしてないためである。

 韓赤の徐英勲総裁は12月11日に板門店チャンネルを通じ、張在彦・北韓赤十字会中央委員長に電話通知文を送り、「10月に実施しようとして延期された第4回離散家族訪問団の相互訪問を年内に実施しよう」と北韓側に提案した。

 徐総裁は「訪問団の相互訪問の細部手順問題に対して十分な協議があったため、これを土台に準備していけば何ら問題はないだろう。具体的事項は14日に赤十字実務レベル協議を開いて話し合えばいいだろう」と呼びかけた。同時に「9月の第5回長官級会談では第4回離散家族訪問団を10月16日から交換することで合意したが、まだ実現されていない」と指摘、「半世紀以上も離ればなれになって暮らす離散家族を1日も早く再会させ、彼らの苦痛を軽減したい」と強調した。

 南北は11月(9日から14日)の第6回長官級会談でも「12月10日前後に1週間の間隔で金剛山で2泊3日ずつ第4回離散家族訪問団交換実施」で意見の接近を見たが、第7回会談の時期の問題など意見の違いが浮き彫りになり、白紙化された。

(2001.12.19 民団新聞)



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