民団新聞 MINDAN
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◆韓国の船舶建造量が世界1位に

 統計庁が12月11日、韓国の経済協力開発機構(OECD)加盟5周年(12日)を迎え、編集して発表した「統計で見たOECD加盟国中の韓国(00年基準)」によると、韓国の船舶建造量がはじめて日本を抑え世界1位になった。韓国=1221万8000G/T(1G/T=2・83立方b)、日本=1200万1000G/T。また自動車生産は311万5000台で99年の7位から5位に。韓国のインターネット利用者も1年で1・7倍増え、人口100人当り40・5人で加盟国の中で5位に(99年は10位)。


◆W杯観光客へのサービスを改善

 サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)観光客のための中・低料金の宿泊施設に指定されたワールドイン(モーテル・旅館)に通訳専用の電話機を設置するなど、外国人のためのサービスが改善される。ソウル市は12月10日、「市内の435カ所のワールドインに、通訳専用電話を設置し、英語、日本語、中国語、フランス語、スペイン語の6カ国後で通訳サービスを実施する。


◆「娘たちの訴訟」またも敗訴

 嫁に行った女性が宗中(父系の血縁)構成員の資格を認めることを要求した「娘の戦争」裁判は、1審同様に原告敗訴となった。ソウル高等裁判所民事14部(全峯進裁判長)は11日、龍仁・李氏・司猛公派の女性5人が宗中を相手に申し出た訴訟で、既存の判例通り「女性の宗中員の資格を認めることはできない」という判決を下した。判決趣旨は「成人男性を宗中員とする」という最高裁判所の判例を援用したもの。平等権の侵害など、憲法違反という主張に対しても「憲法上の基本権制限に該当しておらず、宗中の慣習が社会秩序違反と見ることは難しい」としりぞけた。


◆「6つ星」級ホテルが初登場へ

 特級ホテルのさらに上を行く「6つ星」級ホテルが、韓国に初めて登場することになった。ソウル・ウォーカーヒルホテルは11日、多国籍のホテルチェーンであるスターウッド社と「Wソウルウォーカーヒル」の建設で調印式を行った。「Wソウルウォーカーヒル」ホテルは、ウォーカーヒルホテル本館前の用地に256室規模で、03年10月頃のオープンを目指している。スターウッド社は世界80カ国に725の特級ホテルチェーンを擁している世界的なホテルチェーン。


◆キムチの輸出、競争激化で減る

 戦略的輸出農産品であるキムチの輸出高が減っている。農林部によると、今年に入り10月まで、キムチの輸出実績は5790万jで前年同期比11・8%減になった。輸出高が減ったのは▽円安によってドル貨表示の輸出額が減っており▽「狂牛病」の波紋で下半期から日本国内のキムチの需要が足踏み状態になったうえ▽キムチ市場に日本はもとより中国と北韓が加わり価格競争が激しくなったからだ。


◆「会食の際、2次会まで行く」61%

 会食の際、「2次会まで行く」ケースが61%で最も多く、「1次会で終わる」のは29%にすぎず、「3次会以上に進む」は10%だった。平均的な所要時間は3時間30分。「会食が午前零時を過ぎ5時間以上続く」という回答も22%を占めた。女性部が最近全国7大都市の会社員1000人を対象に行った「会食および接待文化に関するアンケート調査」の結果である。

(2001.12.19 民団新聞)



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