米同時テロが影響
97年から増加してきた日本人訪韓客数が昨年、初めて前年比マイナスを記録した。
これは米国で9月に起きた同時テロの影響で海外旅行を手控えたためと見られている。それでも最終的には237万7321人を記録、00年対比で9万3733人減らしたもののマイナス幅は3・8%と小幅なものにとどまった。
韓国観光公社がまとめた01年「外国人韓国入国現況」によれば、1月から8月までは平均して前年対比5%増を記録していた。マイナスに転じたのは9月からで前年同月対比では96年12月以来58カ月ぶりのこと。これは日本人海外旅行の全般的な傾向を反映したものといえる。
しかし、12月にはマイナス20%と減少幅に歯止めがかかっており、テロの影響はそれほど深刻にはとらえられていない模様。
同東京支社では「昨年10月から12月までに限っては日本人相手の旅行社やホテルに影響がでたのは確か。しかし、今年はワールドカップがあり、韓日国民交流年の年でもある。日本人観光客は間違いなく回復するだろう」と自信を見せている。
(2002.02.06 民団新聞)
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