民団新聞 MINDAN
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◆旧正月の渋滞、今年はやや緩和か

 今年の旧正月(2月12日)の帰省路は、連休が終末をはさんでいて交通量が分散し、西海岸高速道路と中央高速道路、大田〜晋州間高速道路の開通の影響で、大きな混雑は起こらない見通しだ。しかし、ソウルに帰ってくる道は、旧正月翌日の12日午後に帰京客が集中し、きわめて混雑すると予想されている。建設交通部の推定によると、車両が最も集中する時間帯は、11日午前5時から11時までで、乗用車利用の場合、ソウル〜大田4時間、ソウル〜釜山9時間、ソウル〜光州は8時間。


◆航空・旅行業界、回復の動き

 韓国の航空・旅行業界が、再び息を吹き返し始めている。アシアナ航空は、昨年10月に61・2%にすぎなかった国際線搭乗率が現在77%と大幅に上昇し、大韓航空も71%から73%に上がった。東南アジア路線は、冬季の新婚旅行客と一般観光客が増え、好調を維持している。航空業界は今年、サッカー・ワールドカップ(W杯)、釜山アジア競技大会といった特需や週休2日制ムードに便乗し、国内線と短距離の国際線の乗客がさらに増えるものとみられている。旅行業界でも、冬の高需要期を迎え、米国の同時多発テロ直後に比べ顧客が30%ほど増えたことに伴い、新卒採用や中途採用を開始している。


◆W杯開催都市の環境成績表作成

 サッカー・ワールドカップ(W杯)を開催する国内10都市の「環境成績表」が作成される。環境部が25日、W杯を「環境W杯」にするため、大会開催100日前に開催都市の環境成績を評価して発表する計画だと明らかにした。評価項目は、▽大気汚染、緑地率、水道水の水質、ゴミ発生量などの環境汚染状況13項目▽天然ガス市内バスの普及、街路樹の整備、自然型河川づくりなど、環境改善努力に関する22項目▽雨水利用施設、ゴミ管理、禁煙対策などの競技場施設・運営16項目を含め3分野、計51項目となっている。環境部は「W杯がスポーツイベントにとどまらず、国内環境レベルを先進化する転換点になるようにしたい」としている。


◆撮影地として脚光浴びる仁川空港

 仁川国際空港がテレビドラマ、映画、コマーシャルの撮影場所として人気を集めている。国際線の乗客の入国・出国のシーンはセットで撮影することが難しい上、仁川空港の華やかな施設が広告にはぴったりであるため。昨年3月に開港して以来、今年1月のはじめまで映画12本、ドラマ、CM、教養・娯楽番組など240本以上が仁川空港を背景に制作された。雑誌用の写真の撮影も140回以上になる。入国・出国場以外でもエスカレーターではミュージックビデオ、駐車場は空港全体を写す場所としてよく使用されている。空港を管理している空港公社は、このような撮影のために、場所の使用料だけで、開港時から今月はじめまで4000万ウォン余りになったという。


◆1人当たりの年間コメ消費量減少

 1人当たりの年間コメ消費量が初めて90`を下回った。統計庁によると、昨年の1人当たりのコメ消費量は2000年の93・6`に比べ5%減の88・9`にとどまった。1人当たりの1日の消費量は243cで茶碗2杯程度。洋食化により、コメの消費量が減り続けてはいるが、依然、日本(65・1`、99年)、台湾(54・2`、2000年)に比べ高い水準にある。88・9`のうち87・2`が主食用に、残りは餅、菓子用などに使われた。

(2002.02.06 民団新聞)



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