大学入試センター試験の外国語選択科目として今年から初めて導入された「韓国語」の受験者数は99人。平均点は200点満点で165・40点と外国語5科目の中では最高だった。
外国語選択科目のうち最も受験者数が多かったのは中国語の436人、フランス語は156人、ドイツ語が127人だった。なお、英語は549224人と外国語受験者数の99・8%が受験した。これは現在の高等学校での外国語学習者数の現況をそのまま反映したものといえそうだ。
高等学校での韓国語教育の広がりに取り組んでいる財団法人国際文化フォーラムの小栗章さんは「(「韓国語」は試験問題作成の準備不足もあり)今年は多くの国公立大学が2次試験の選択科目に入れなかった。受験者はほとんどが本試験では英語を受験することとなり、負担が倍増する。それがネックとなったようだ。数字にはこだわらない。それよりどういう人たちが受験したのかに関心がある」と話している。
(2002.02.13 民団新聞)
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