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KMJが在日同胞理解へ

啓発ビデオ上映会



 【大阪】社団法人・大阪国際理解教育研究センター(略称KMJ・鄭早苗理事長)が在日の現状を正しく伝えていこうと製作した啓発ビデオ「在日外国人問題の原点を考える」の上映会が1月29日、大阪市中央区の府立文化情報センターで行われ、同胞はじめ市民ら150余人が熱心に見入った。

 ビデオは、同胞社会の歴史を振り返ると同時に現状を見つめ、将来を展望する3部構成(各30分)で、真の共生社会の大切さを訴えている。

 第1部は歴史編「ハルモニたちは踊る」。八尾市を舞台に、「幸せが何で、苦労が何かわからん」と2世世代を育てるためにがむしゃらに生き抜いてきた1世のハルモニは言う。少女の頃から工場で働き、生活苦と闘ってきたハルモニを通じて在日の歴史をたどる。2部の現状編「オモニの想い」では、外国人登録制度や就職差別の壁などが描かれ、展望編「出会い」は、在日同胞3世と日本の若者との交流が焦点。その出会いの中からお互いのルーツを見つめ合い、真に共生できる未来を模索しようとする。

 ビデオに関する問い合わせは同センター(電話06-6882-6688)まで。

(2002.02.13 民団新聞)



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