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韓国ファン200人招待

歌手の長渕剛さんが公演に



ギターを手にして長渕さん(左)
と喜ぶ参加者

 歌手の長渕剛さんは、9日に日本武道館で開いた全国ツアーのファイナル公演に韓国の青少年ファン200人を招待した。

 10日には、韓国ファンを招待して都内のホテルでレセプションも開かれた。前日の公演でこぶしを何度も上げて腕が痛くなるほど声援したという。

 白錦鉉さん(23)は「直接、長渕さんに会えて嬉しい」と興奮気味。ファンクラブ会長の全致勇さん(32)は「ライブを見て感動した。魅力は情熱を持って人生を歌っているところ」と絶賛していた。

 会場で行われた抽選会では、長渕さん自身がくじを引き、前日の公演で使用したハーモニカ5本とサイン入りの愛用ギター4本を当選者に手渡すたび、大きなため息混じりの歓声が起こった。

 長渕さんは前日の公演を振り返り、「日本と韓国の人が1つになれた。いろいろな問題はあるが、過去の傷を心に刻んでいれば、手と手を取り合って仲良くなれると感じた」と話し、韓国コンサートへの意欲を示した。

 今回は、韓国の大衆文化開放政策(1部規制)によって、長渕さんにもコンサート依頼が殺到していたが、日程調整や諸条件が整わず、長渕さん側から韓国のファンを日本に呼ぼうと提案された。韓国のケーブルテレビで音楽専門チャンネル「Mネット」の協力で参加者を募集。5000人の応募者から、19から25歳までの青少年たちが選抜された。200人分の往復の旅費、宿泊代などは全て長渕さんが負担した。

(2002.02.13 民団新聞)



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