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教育と就職問題討議

京都市外国籍市民懇話会



市長に提言提出へ

 【京都】京都市在住の外国籍市民の抱える諸問題について調査、審議する機関として京都市の設置した「京都市外国籍市民施策懇話会」(座長、仲尾宏京都造形芸術大学教授)は2月27日、京都国際交流協会で在日外国人の教育と就職をテーマに01年度締めくくりの会議を開いた。

 在日同胞を含む外国籍と日本人の委員12人が出席。教育問題では、康玲子さんが「在日の子どもたちに在日同士の出会いの場を」とその必要性を訴えた。同じく、委員の李美葉さんも外国人教育に携わる教員研修の強化を呼びかけた。

 就職問題では、日本国籍を取得した在日同胞の余昌英委員が、医師になるまでに遭遇した自らの被差別体験について話した。

 同委員会は、昨年4月から4回にわたった討議の内容を01年度報告にまとめ、近く市長に提出する。現委員は3月で任期を満了、4月からはメンバーを一新してスタートする。

(2002.03.06 民団新聞)



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