病気療養中の昨年末、肺炎で死去した民団中央本部顧問の李寿成氏（享年87歳）の納骨がこのほどしめやかに執り行われた。
李氏は、民団草創期から組織活動を展開し、とりわけ北韓と朝鮮総連が展開した非人道的な「帰国事業」は欺瞞であるとして北送反対運動の全国総責任者として指揮を執ったことで知られる。
1952年の民団東京・荒川支部支団長を皮切りに、東京本部副団長、同監察委員長、中央本部副団長、同監察委員長、常任顧問を経て、顧問として組織指導に当たっていた。民族金融機関設立時には対策委員の首席代表として活動するなど、在日同胞・民団社会全般にわたって積極的な活動を展開してきた。
多方面にわたる組織活動が評価され、98年には国民勲章最高位の無窮花勲章が授与された。
（2002.03.06 民団新聞）
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