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李元淳教授招き歴史問題学習会

松山・日本コリア協会



 【愛媛】松山・日本コリア協会(東俊一会長)は1日、前韓国国史編纂委員会委員長を務めたソウル大学の李元淳名誉教授を招き、学習集会「日本と韓国・朝鮮との歴史の共有をめざして」を開催した。民団愛媛県本部(具義雄団長)の協賛のもと、初めて試みた集会には、日本の教師をはじめ、民団と総連の関係者らを含む90余人が会場を埋め尽くした。

 李名誉教授は3・1独立運動と「歴史教科書問題」を柱に講演した。「平和的な示威運動から始まった独立運動を、日本側は武力で弾圧した。国内では開化思想や東学思想の各派が全民族的に団結して闘ったという伝統が築かれたものの、再び悲劇を繰り返さないために、両国が教訓をくみ取る必要がある」と語った上で、「教科書は国家の主権に属すると主張するが、他民族に被害を及ぼすようであってはならない。科学的な認識を得られてこそ歴史学と言える」と指摘した。

 同協会は日・韓・朝と民間レベルで友好を進める団体として、「歴史教科書」歪曲問題や小泉首相の靖国神社参拝などに反対してきた。

(2002.03.06 民団新聞)



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