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これ以外代案ない

金大統領「3・1節」で強調



「太陽政策」

 【ソウル】金大中大統領は1日、ソウル世宗文化会館で開かれた83周年3・1節記念式の演説で、「平和が脅かされ、戦争の危機が迫れば、ワールドカップ(W杯)も、経済発展も、国民の幸福も期待できない」と述べ、「強固な安保と韓米同盟の土台の上で、南北間の平和共存と平和交流を実現しなければならない。一生をこの目標に捧げてきた。今後もこの目標のために最後まで献身する」と強調した。

 また、「われわれに与えられた民族史的な使命は、韓半島の平和と安定を守り、未来の統一に備えることだ」と強調。「就任以来一貫して推進してきた太陽政策は、北韓と平和共存・交流して、10年、20年後に南北が互いに納得した時に平和的に統一しようというものだ」と説明し、「世界各国がこの政策を支持しているのは、これ以外に他の代案がないからだ」と力説した。

 さらに、「W杯(韓日共催)の成功は世界の平和と安定に寄与し、韓国が名実ともに世界の一流国家となる国運隆盛の契機だ。この機会を絶対に逃してはならない」と呼びかけた。昨年の「3・1節」演説と異なり、日本の対韓歴史認識問題には言及しなかった。

(2002.03.06 民団新聞)



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