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民族舞踊で支部おこし

婦人会東成支部



練習に熱が入るオモニたち

若手層も増える・隣接支部のオモニも参加

 【大阪】右回り、左足出して、ハンカチを肩に―。婦人会東成支部(玄成花会長)は毎週水曜日、民団東成支部(金行淳団長)会館で、地元オモニたちが集まり、古典民族舞踊の練習に余念がない。

 古典舞踊は婦人会大阪府本部(余玉善会長)でも行われているが、ぜひ地元でもというオモニたちの要望にこたえ、昨年9月から開かれた。

 当初数人でスタートしたが、今では隣の生野区からも参加するなど、20人近いオモニたちが熱心に通っている。話が伝わるにつれて、これまで婦人会に参加してこなかった若手層の顔も増えるなど、会員層に厚みが出たという。同支部の玄会長は「美容、健康によく、何よりも組織活性化につながる。地域の若い人たちがだんだん会館に足を運ぶようになったのがうれしい」と話す。

 講師の留学生・金真姫さん(大阪芸術大学舞踊研究員)は「古典舞踊は手の動き、足の動きが基本。比較的難しく深いものがある。明るく一生懸命に挑戦するオモニたちの姿に心うたれます」と教え方にも熱が入るという。

 同支部の朴米子総務は「以前は新年会、野遊会の場など人前では恥ずかしくて踊れなかったけどもう大丈夫。4月の花見が楽しみ」。また権玉順オモニ(66)も「ステップや振りをすぐ忘れて大変。でも最高に楽しい」と休む間もなく練習に励んでいた。

(2002.03.27 民団新聞)



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