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「早期に人道的解決を」瀋陽総領事館事件で民団が決議



 中国・瀋陽の日本総領事館で北韓住民5人が拘束された事件で民団は13日に開かれた全国団長会議で早期人道的解決を求める決議を行った。


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中国瀋陽の日本総領事館亡命者連行事件の早期人道的解決を求める決議

 本日、私たちは、全国地方団長・傘下団体長会議を東京で開催し、去る5月8日、中国遼寧省瀋陽の日本総領事館内で起きた、北韓住民5人の亡命者を中国武装警官が連行した事件について、その非人道的な対応と措置に強い遺憾の意を表した。

 特に、私たち65万在日韓国人は、いたいけな幼児を含む女性3人が日本総領事館の敷地内で、警備の中国武装警官に取り押さえられている様子の映像が繰り返しテレビに報道されるのを見、涙を禁じることができなかった。同じ血を分けた同胞である私たちは、人権擁護の立場から、この事件が人道的見地から速やかに解決され、本人たちの意思を尊重した救済措置が早急に取られるよう、次のように決議するものである。

一、日本政府は、彼等が極刑を含む厳罰が待っている北韓に強制送還されないよう、人道的な立場から彼等の人権を擁護し、希望する国に安全に出国できるよう、責任をもって引き続き最大限の努力をするよう強く求める。

一、中国政府は、彼等に対する拘束を速やかに解き、一日も早く亡命意思と人権を尊重し、国際法に則って、速やかに人道的措置を講じるよう強く求める。

 2002年5月13日
 在日本大韓民国民団中央団長 金宰淑
 全国地方団長・中央傘下団体長会議

(02.05.15 民団新聞)



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