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◆金大統領の3男、金弘傑氏逮捕

 「崔圭善ゲート」を捜査中のソウル地検特捜第2部は18日、金大中大統領の3男、金弘傑容疑者を特定犯罪加重処罰法上のあっせん収賄容疑で逮捕した。検察によると、金弘傑氏は昨年4〜7月スポーツくじ事業者選定の見返りに、タイガープルス・インターナショナル(TPI)の株式6万6000株(13億2000万ウォン)と「ジニーラップ」などタイガープルスの系列3社の株式4万8000株(額面価格500ウォン)の提供を受け、高層マンション建設承認請託の対価としてD社から2億ウォンを受けるなど、15億4400万ウォン相当の金品を受け取った疑い。


◆製造業の78%、工場を海外移転

 大韓商工会議所が首都圏の製造会社213社を対象に実施した「企業の生産拠点の海外移転実態と計画」調査結果(16日発表)によると、企業の77・9%が工場を海外に移していたり、移す計画を持っている。また、今後3年後からは生産拠点の海外への移転がピークを迎えるものとみられる。44・1%が生産拠点をすでに海外に移しており、33・8%は移転を計画中。すでに移転した会社のうち74・5%は、追加の移転計画があると回答している。移転したり、計画中の企業が選択した海外拠点としては、中国が全体の65・2%を占めている。


◆外国人教授103人が国立大教壇に

 教育人的資源部は17日、44校の4年制国立大学を対象に、外国人教授を招くための計画書を審査した結果、13の大学が申請した103人を最終確定したと明らかにした。来学期から国立大学の教壇に立つこれら教授陣の平均年俸は約9400万ウォン、最高年俸は1億3000万ウォンで、国立大学の教授の平均年俸である5689万ウォン、副教授4743万ウォンの2倍に達する。教育部が費用の半分を負担し、残りは各大学が負担する。外国人教授の年俸は該当国家で支給される年俸にスカウトのための追加費用を適用し算出された。分野は情報通信技術(IT)、生命工学技術(BT)など、6つの国家戦略分野に60人、経営学・工学・社会系列・語学・語文学分野に43人。


◆『家に…』、3億ウォンで米に輸出

 国内で大ヒット中の映画『家に…』(李廷香監督)が、ハリウッドのメジャー映画会社「パラマウント」に23万ドル(約3億ウォン)で販売されたと、同映画の制作会社である「チューブピクチャース」が17日明らかにした。米国公開後に収益が発生すれば、チューブとパラマウントが6対4という好条件で収益を分けることになっている。チューブ側は「韓国映画が米メジャー映画会社との直取引を通じて、作品価格を支払う条件で輸出されたのは今回が初めて」と強調した。パラマウント社は年内に『家に…』を全米100都市で公開する予定だという。


◆日本人学者が国立博物館に寄贈

 日本の著名な考古・歴史学者、金子量重・京都造形芸術大学名誉教授(77)が20日、中国、ミャンマー、ベトナムなどアジア20余か国で収集した遺物251点を韓国国立中央博物館に寄贈した。これらの遺物は60年代からアジア全域を400回以上踏査し集めた約1万点の資料の一部で、7月頃に250余点を追加寄贈する予定だという。「私は金海金氏の子孫だと思って生きてきました。一生かけて集めてきたアジア各国のコレクションを、韓国の代表機関、国立中央博物館が展示してくれることになり、とても光栄に思います」と語っている。中央博物館は竜山博物館が完工すれば、「金子寄贈室」を設置することにしている。


(2002.05.29 民団新聞)



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