民団新聞 MINDAN
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大きなトドにため息

在日同胞2世稲城市で採取



孟さんが比較のためにと
両手に持つトド。
右側が通常のもの。
左側はうりほどの
大きさだ

 ツタがツルになってからみつき、根が朝鮮人参に似ていることから日本では「つる人参」の名前で知られる在日同胞1世が郷愁の味として親しんできた山菜のトド。

 今春のシーズン、在日同胞2世が東京の稲城市でまくわうりほどの大きさのトドを複数、掘り当てた。

 この在日同胞はタンポポなど山菜摘みを趣味とする孟奇在さん(62)=建材業、民団調布支部監察委員長=。このほど友人たちと偶然見つけたのは、根が長さ25〜26a、直径14aあった。通常は根の長さ12〜13aといわれるだけにその大きさが際だつ。掘り起こしたとき孟さんは、ため息を付きながら何回も「でっかい!」とつぶやいたという。これまでは焼いてチョジャンをつけて食べるのを無上の喜びとしてきたが、今回は薬用酒にして楽しみたいという。

 つる人参の根には滋養強壮の効果があり、お酒に漬けると肺と気管支に作用して咳を止め、解熱作用もあるといわれている。

(2002.06.05 民団新聞)



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