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イギョッタ!

W杯・韓国初勝利に在日同胞らも歓喜の大声援



ポーランドを下し、
韓国ワールドカップ史上初の
1勝を決め、総立ちの会場
(韓国中央会館)

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民団中央で大応援大会

 4日夜、韓国のワールドカップ史上初の勝利の瞬間、民団中央本部8階ホールに集まった同胞らは、拳を突き上げて歴史的な勝利に歓喜した。

 東京・南麻布の韓国中央会館8階ホールには、同胞ら100余人が集まり、120インチの大スクリーンに映し出された韓国チームに熱狂的な声援を送った。

 午後8時30分のキックオフが近づくにつれ、会場には大使館や領事館職員、民団関係者や同胞学生らが次々と来訪し、対ポーランド戦を見守った。試合が始まってからは、太極旗を振りながら青年会が準備したケンガリ、プクに合わせて「テーハンミングッ(大韓民国)」の大声援。

 前半25分、黄善洪のゴールが決まった瞬間、ウォーという歓声とともに、それまで緊張していた顔に会心の笑顔が浮かんだ。後半9分の柳想鉄の2点目のゴールで、ワールドカップ史上初の勝利に自信を持ち、ロスタイム3分の表示が出されるや、それまでの「イギョラ(勝て)」から「イギョッタ(勝った)」コールに変わるなど、完全に勝利を確信した。試合終了のホイッスルを聞いて、涙ぐみながら抱き合い、初勝利を喜んだ。

■10日、対米戦も

 民団中央本部ではワールドカップ期間中、韓国の試合が行われる4日、10日、14日、韓国を応援して欲しいと8階ホールを開放し、大スクリーンで生中継している。10日の対米国戦では、民団と在日韓国留学生連合会(張根愚会長)、在日大韓蹴球協会(宋一烈会長)が共同で「大応援大会」を準備している。


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「一体感に感動」 W杯参観団も現地で興奮

 【釜山】「ワールドカップ在日同胞参観団」の同胞らは直接、韓国の勝利に熱い声援を送った。

 大阪市立大学の朴一教授は、「国民の一体となった声援が選手に伝わり、実力以上のプレーができたのではないか。これがホームの強みだ。在日同胞の学生は感動して泣いていた」と興奮気味に語った。

 愛知から参加した青商連合会の成功副会長は「韓国チームのバイタリティと国民の団結を肌で感じた。ゴールは在日同胞を含めた全員のゴールだ」と興奮を隠せない模様だった。

 佐賀から参加した日本人も「先に韓国が勝ってよかった。日本に先を越されると韓国にプレッシャーがかかる。1勝の壁を越えたので、一気にいってほしい」とエールを送った。

(2002.06.05 民団新聞)



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