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歴史的瞬間・共に歓喜

「在日同胞参観団」



対ポーランド戦を観戦する
「在日同胞参観団」

民団・総連双方同胞スタンドで韓国応援

 21世紀初、アジア初、初の2カ国共催という初物ずくめの2002韓日ワールドカップだが、もうひとつ史上初の行事が実現した。民団と総連が一つになって訪韓する「在日同胞参観団」だ。開幕戦をはじめ、予選ラウンド韓国戦3試合を中心に韓国での決勝ラウンドに双方の同胞1500人がスタンドで観戦しようというものだ。

 韓国初戦のポーランド戦(6月4日)には民団420人、総連80人の合わせて500人の同胞が韓国サポーターのシンボルである赤いTシャツを着て釜山W杯スタジアムの一角を埋めた。

 スタンド観戦は初めてという同胞も多く「テーハンミングッ(大韓民国)」「必勝KOREA」など、スタンドを揺らす熱狂的応援に手拍子をあわせ、韓国悲願の初勝利という歴史的瞬間をともに歓喜しあった。

 日本でも人気の洪明甫と黄善洪の大ファンという、ある総連同胞は「世界的な選手だし、この目で大舞台での活躍を観戦でき感動」と目を潤ませていた。

 また、5月31日の開幕式には民団から21人、総連から58人の同胞が参観。安東が故郷という在日本朝鮮人体育連盟会長の金露顕さんは昨年の故郷訪問団に続いて2度目の訪韓、「一緒に参観できてうれしい。何度でも往来したい。同胞が一つになって協力しあえば何でもできるはず」と目を細めていた。

 参観団は10日の米国戦、14日のポルトガル戦にも双方合わせて1000人が訪韓する。

(2002.06.05 民団新聞)



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