全国16市・道の広域団体長と232市・郡・区の基礎団体長、広域議会議員（682人）および基礎議会議員（3485人）など、計4415人の地方自治団体首長・議員を選ぶ「第３回全国同時地方選挙」（６月13日投票）の公式選挙運動が５月28日の候補者届け出の受け付け（同29日締め切り）とともにスタートした。広域団体長の候補は55人（３・４倍）、地方自治体長候補750人（３・２倍）、広域議会議員は地域区（定員609人）に候補1531人（２・５倍）、基礎議会議員候補8373人（２・４倍）など、合計１万918人が登録を終えた。4415人を選出する今回の選挙の平均競争率は、２・４倍。

◆「必ず投票する」有権者は43％

　６月13日行われる統一地方選挙で必ず投票するという有権者が半分にも満たないことが分かった。中央選挙管理委員会は５月30日、世論調査会社の「ワールドリサーチ」に依頼し、20、21両日間、全国の男女有権者1500人を対象に電話調査を行った結果、「投票する」と答えた有権者は84％に達したものの、「必ず投票する」と答えたのは42・７％だったと明らかにした。選挙管理委員会は、「前回98年６月の統一地方選挙当時、世論調査で『必ず投票する』と答えた有権者が67・８％だったにもかかわらず実際の投票率が52・７％にとどまったことを振り返ると、大変懸念される状況である」とみている。「必ず投票する」と答えた有権者を年齢別でみると、20代27・６％、30代31・９％、40代47・２％、50代61・９％と、若年層の投票意志が低い。

◆世界新聞協会会長に中央日報会長

　洪錫�R・中央日報会長が、５月29日ベルギー・ブルッヘで開かれた世界新聞協会（ＷＡＮ）の第55回総会で、会長に選ばれた。アジアの言論人がＷＡＮ会長に選ばれたのは、初めて。ＷＡＮは、全世界113カ国１万8000余りの新聞・通信社などのメディアとその関連機関が加入する世界最大のメディア団体。ＷＡＮはこの日、公式報道資料を通じ「新任会長は、世界メディアの自由の伸張と新聞業界の発展に、大きく貢献することを期待する」と明らかにした。

◆不法滞在外国人、26万8000人に

　韓国国内の不法滞在者が４月、過去最高の約26万8000人を記録した。５月26日の警察庁発表によると、不法滞在者数は昨年末（20万5817人）に比べて30％も増え、外国人滞在者全体（59万余人）の45％にも達している。モンゴル人の場合、全体滞在者16万6000余人の90％にあたる約15万人が、またタイ人も全体滞在者の77％が不法滞在者であることが分かった。国籍別には「朝鮮族」と呼ばれる在中国同胞が７万5964人で全体の28・３％を占め、中国漢族（23・３％）、タイ人（６・６％）、フィリピン人（６・５％）、バングラデシュ人（５・９％）の順。

（2002.06.05　民団新聞）