日本の銀行や郵便局でも外換銀行は宅配実施
韓国ウォンの海外持ち出しが7月1日から、完全に自由化される。これまではウォンの海外持ち出し額は1万jに制限されていた。
また、仕送りなど韓国からの海外送金の届け出制度も同時に廃止される。財政経済部が20日明らかにしたもの。
これに先立ち韓国銀行はサッカーのワールドカップ(W杯)を契機にウォンの国際化を図ろうと、W杯開幕前に日本向けにウォンの輸出を開始した。
韓国外換銀行東京支店(゙永暁支店長)によると、4月末からウォンの両替サービスを始めた日本の金融機関は東京三菱と三井住友の大手2行で、その後、広島銀行や山口銀行、大分銀行、豊和銀行など地方にも広がりつつある。ほかにもみずほやUFJなどでもウォンの両替を行っている。
特に、大手都市銀行が成田空港や関西国際空港などの窓口で扱いを始めたことにより、海外旅行者にとって便利になったと好評だ。さらに、全国各地の郵便局の外貨両替窓口でも5月からウォンを取り扱っている。
大手都銀などの少ない地方の人にとっては、韓国外換銀行のウォン紙幣の宅配サービスが便利だ。1パックが20万ウォン、手数料は1人につき10パックまでで1000円となっている。
当初、サッカーW杯韓日共催とあわせ今年が韓日国民交流年であることから、日本におけるウォンの両替を期限付きで実施していく意向でいたが、今回のウォンの海外持ち出し完全自由化措置により、ウォンの両替拡大にも弾みがつきそうだ。
(2002.06.26 民団新聞)
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