若松・戸畑の民団と総連
【福岡】民団福岡・若松戸畑支部(梁承永団長)は9日、若松区主催の「若松あじさい祭り」に朝鮮総連若松支部・戸畑支部と共に参加し、軒を並べてチヂミや韓国食材を販売し、人気を博した。
同支部は3年前に、若松・戸畑両区役所を表敬訪間した際、「地域の祭りに参加したい」と訴えたところ、さっそく若松区役所から「あじさい祭り」への参加を依頼され、昨年から祭りに参加している。
また、今年4月には総連若松支部・戸畑支部と「ワンコリア合意書」を作成、調印したことから、総連両支部に「あじさい祭り」への参加を呼びかけ、今回の共同参加の実現となった。
民団側はチヂミと韓国ノリ、総連側はキムチやコチュジャン、平壌焼酎などの韓国食材を販売し午前11時から販売を始めたチヂミは、昼すぎには準備した400食が売り切れる好評ぶりだった。
鉢植えのあじさいに囲まれたステージでは、同支部で編成される若戸プンムル隊が力強い演奏を披露して、会場の拍手を浴びた。
同支部の梁団長は「ワンコリアが在日杜会の中にも少しずつ浸透してきた感じがする。町内会の人々も祭りに招待したので、地域杜会へのアピールもできたのでないか」と話していた。
(2002.06.26 民団新聞)
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