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W杯テーマに熱弁

大阪KJCなどが弁論大会



最優秀賞を受けた木下さん(前)

 【大阪】韓国大阪青年会議所(許勇虎会長)とソウル青年会議所(李京昊会長)が共催の「第30回韓国語弁論大会」が23日、大阪韓国人会館で開かれた。

 民団大阪本部の姜徳壽副団長、大阪韓国綜合教育院の金R榮院長、大阪韓国商工会議所の鄭文植事務局次長ら多数来賓を前に、在日同胞、日本人合わせて17人の弁士が実力を競い合った。今年のテーマはワールドカップ韓日共催の年にふさわしい「スポーツと友情」で、最優秀賞(教育部長官賞)に「日記帳の中のソウルの友達」と題してスピーチした木下誉元さん(金剛学園小学校6年)が選ばれた。

 赤いTシャツ姿で壇上に立った木下さんは、はじめに「テーハンミングッ(大韓民国)!」と大きな声で呼びかけ、会場からの力強い手拍子を受けたあと、ソウルにあるシンギ初等学校とワールドカップを記念して始めた月に1度の交換日記の内容を発表、その中で「正直な気持ちを書いた日記を交換しあうといったこの小さな交流がお互いを近づけ、W杯の理念である新しい千年、新しい出会い、新しい出発を開く歴史に私も力強く一歩を踏み出します」と発音、表現力も豊かに熱弁し大きな拍手がわいた。

 許会長は「30回という節目を迎え、本大会が韓国に対する関心度と在日社会の理解につながることを願っている」とあいさつした。なお、優秀賞には高香淑さん(同志社女子大3年)ら6人が選ばれた。

(2002.07.03 民団新聞)



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