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初めて知った在日同胞問題

明大商学部総合講座



在日同胞問題で講義する「哲恩宣伝局長

「死ぬまで忘れられない」

 4月からスタートした明治大学商学部の02年度前期総合講座「日韓共催サッカーW杯を超えて―スポーツ・平和・共生」の講師に指名されていた民団中央本部の「哲恩宣伝局長が6月28日、同大和泉校舎で「在日コリアン・スポーツ・日本社会」と題して講義した。

 「局長は日本政府の排外と同化政策にさらされつつ「政治の大きな波の中でもまれてきた」在日同胞の歴史と現状ををたどりながら、「在日外国人も障がい者も人間として基本的人権が尊重される懐の深い社会であってほしい。日本人と一緒のスタートラインに立ち、地方参政権獲得など社会参加への道を認めてほしい」と呼びかけた。

 この日は80人余りが出席、この多くは講義を通して在日同胞の置かれた現状を初めて知ったという学生ばかりだった。ある1年生の男子学生は、「今日出席したことは死ぬまで忘れないと思いました。それぐらい印象に残るものでした。日韓における『在日』などの問題は日本人がどれくらい広い心を持つかにかかっていると思う」と感想を書いた。

 同講座は全部で13回の講義で構成、最終日の19日には論述試験を行う。

(2002.07.03 民団新聞)



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