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昨年以上に楽しく・準備着々

オリニ・ソウルジャンボリー



最後の夜はキャンプファイヤーで(昨年)

 昨年の好評を受けて今年も8月18日から22日まで、京畿道の陽智パインリゾートを拠点に実施されるソウル・オリニジャンボリーに向けて、受け入れ側の民団では昨年以上に楽しんでもらおうと準備を進めている。今年度の開催が報告されて以来、各地から申し込みの連絡が相次ぎ、参加者数は昨年を上回りそうだ。

参加者募集に拍車
オリニリーダーの選考も
韓国教育部、日本文科省が後援

 今年のジャンボリーは、ほぼ昨年の計画を踏襲して行われる。民団中央本部内には、春から開催事務局が構成され、企画、運営など各方面からの協議を10回にわたって行ってきた。また各地域でオリニ事業に携わる同胞からの意見も聞くなど準備を進めている。

 一方、期間中オリニと寝食を共にしながら過ごすオリニリーダーの募集も平行して実施しており、すでに相当数の募集の中から選考を行っている。

 昨年初めて開催されたオリニ・ソウルジャンボリーは、日本の学校教育の中で同胞同士の友達の欠如など民族的な出会いが少ない在日同胞の児童を対象に実施された。在日同胞のオリニたちは、地域に散在し、家庭以外は民族的つながりを持てないために、ややもすれば孤立しがちな状況にある。そんなオリニが全国規模で集い、共同生活を送りながら同じ思いを持つ同世代が数多く存在する事実を知ってもらうことによって、勇気を持ってもらいたいという思いが込められている。

 当初、全国規模で毎年開催するのは困難であるとの考えから、隔年あるいは数年に1度の開催を考えていた。しかし、昨年参加したオリニ、保護者から継続開催して欲しいという要望は、主催側の予想を超えたものであった。

 今年は、昨年の高い評価を受けて、日本の文部科学省、韓国の教育人的資源部から後援を受けることもでき、各地方でも募集に拍車がかかっている。

(2002.07.17 民団新聞)



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