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課題解決へスクラム

大阪、京都の民団関係者学校側と懇談会開く



民族教育をテーマに意見を交わす関係者

駐大阪総領事館主催
財政難、生徒数漸減の民族学校

 【大阪】慢性的な財政難、生徒数の漸減といった共通の悩みを抱える白頭学院、金剛学園、京都韓国学園の3校関係者が5日、駐大阪韓国総領事館で「民族教育の発展を目指す懇談会」を持った。5月の第1回懇談会以来これが2回目。前回に続いて大阪と京都から民団、婦人会、商工会議所の役員も多数出席した。

 報告によれば、金剛学園は都市計画に基づく学校の移転、白頭学院は老朽化した校舎の建て替えに必要な財源の捻出が共通の課題となっている。両校とも学校教育法で定められた一条校だが、生徒数漸減のため私学助成金も増えないという悪循環を抱えている。京都韓学でも同様に財政難が続いているという。

 次回からは「小委員会」を構成、これまで出された問題点についてさらに論議を重ねながら民族学校としての今後の方向づけの参考にしていくことになった。同総領事館の金明奎教育官は「民族教育の振興のためになにをするべきなのか、今後の重要課題だ。懇談会での意見をまとめ本国に建議していきたい」と述べた。

(2002.07.17 民団新聞)



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