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人道支援の一念で定例会200回

愛知の母国訪問推進委・18年かけ快記録



18年をかけて達成した200回目の定例会

墓参団員の30%動員
「継続は力」各方面から評価

 【愛知】朝鮮総連系同胞が生まれ故郷を訪問し、肉親との再会を果たす手助けしてきた母国訪問推進委員会が、この6月に200回目の定例会を迎え、息の長い人道的活動に駐名古屋総領事館や民団愛知県本部から感謝状が手渡された。

 84年以来、ほぼ月に1回のペースで定例会を開催し、約18年で快記録を達成した。200回記念の定例会には、民団愛知県本部の崔東佑団長、姜大海顧問も出席し、自主的な努力に対して敬意を表した。

 200回の定例会中、病気で2回欠席しただけの韓基俊会長は「継続は力なり、という言葉があるが、歴代会長の努力の賜物です。ますます回を発展させていこう」と呼びかけた。辛時宗、文世曄両相談役には駐名古屋総領事館から、韓会長には民団愛知県本部からそれぞれ感謝状が贈られ、長年の努力に報いた。

 同会は、朝鮮総連系同胞の肉親再開を実現させるために75年に開始された母国訪問団の活動を受けて、訪問団に参加した朝鮮総連系同胞の有志が核となり、純粋に人道的な立場から未だ肉親と再会できていない同胞に母国訪問団への参加を呼びかけようという趣旨の下に76年5月に発足した。その後中断の時期を経て84年1月に民団本部の主導の下で正常化が図られた。民団愛知県本部では、同推進員会を組織部管下の専門員会と位置づけ、会の自主性を最大限尊重してきた。

 毎月1度の定例会には、常時15人ほどの委員が集まり、母国訪問事業の推進と相互の親睦を図ってきた。また春・秋季の母国訪問事業では、愛知県下からの参加者の30%以上を同委員会が動員するなど墓参事業に大きな成果を果たしてきた。また毎年6月には、帰順同胞や大学教授などを迎えての本国研修会も実施し、母国訪問を後援する本国の組織からも高い評価を受けている。

(2002.07.17 民団新聞)



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