在日同胞子弟への奨学事業を行っている朝鮮奨学会の今年度大学奨学生に選抜された同胞青年の歓迎会が13日、東京・信濃町の会場に首都圏の大学奨学生160余人が出席して開かれた。
同胞大学生を前に同会の高桂煥代表理事は「心の痛みがわかる人材になってほしい」と訴えた。李達局代表理事はじめ具文浩理事らも奨学生を激励した。食糧問題に関心を持ち、東京農工大学に進んだ青年は、奨学生仲間との交流を楽しみにしていると述べ、在日韓国人であることを主張しながら就職内定を得た3世の女性は、同胞として生きる喜びを訴えた。
同奨学会は100年の歴史を持ち、高校、大学の奨学生2万人以上に奨学金を支給するなど、在日同胞最大の奨学機関として運営されている。
また13日には、関西地区の奨学生を対象にした歓迎会も開催された。
(2002.07.17 民団新聞)
|