民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー

メイドインコリアの実力



 メイドイン・コリアの文字を日本で見るようになって久しい。初期は衣料品が中心だったように思う。

 東京で独り暮らしを始めたばかりの頃、結構パチンコに凝っていた。行きつけのホールの景品置き場には、韓国製のシャツ、靴下など衣料品をはじめ鍋、やかんや目覚まし時計などが並んでいた。「おー、国産じゃないか!」とよく利用させてもらった。

 今、衣料品はユニクロに代表されるように中国製が幅を利かしている。韓国製品はというと、もう少し値段の張る家電製品などが多い。韓国のメーカー名が無くとも、半導体や各種部品などが組み込まれていたり、まるっきり韓国で製作したものを日本メーカのブランドを付けて出荷するOEMも数多くある。

 韓国を代表する企業のサムスンやLG、眞露、農心、現代などが、日本の市場で確実にブランド名を築いている。コンビニ、スーパーには韓国製の即席麺や焼酎が、家電店にはDVDプレーヤーやビデオデッキが並べられている。

 この間のテレビで日本の研究者は、最先端技術と言われているナノテクノロジー分野の一部では韓国が進んでいると語っていた。すでに液晶モニターなど電気・電子分野では世界シェア1位の製品が数多くある。

 まだ日本製品の方が上質と、在日同胞らが考えている間に、韓国はもっと先に進んでいたのである。本当ですよ。(L)

(2002.08.21 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ