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オリニソウルジャンボリー 1

感動たっぷりの大・韓・民・国
オリニジャンボリー



ソウルW杯スタジアムで
「テーハンミング」を叫ぶオリニたち

◆全国から400人、同胞のきずな深める

 【ソウル】在日同胞児童の交流と保護者たちのネットワークづくりを担おうと240余人の児童と保護者、スタッフらあわせて400余人が集ったオリニ・ソウルジャンボリーが22日、京畿道龍仁市の陽智パインリゾートで閉幕した。オリニらは再会を約束しあうなど意義深い企画となった。(関連記事と写真特集別掲)

 同ジャンボリーは、昨年に続く2度目の開催。昨年同様、初日の18日には特設ステージで本国小学生による見事なテコンドー演舞による歓迎を受けた。同年代の児童が見せる妙技に歓声を上げた。

 駆けつけた民団中央本部の金宰淑団長も「ハラボジ、ハルモニが生まれた国、皆さんの祖国で大勢の友達を作ってほしい。祖国の素晴らしいところを見つけて帰ってください」とオリニたちに誇りを持って生きて欲しいと訴えた。

 オリニらは、国会議事堂、ソウルのワールドカップスタジアムやソウル市内を巡るオリエンテーリングを楽しんだ。

 また、本国の同世代のオリニとの交流のために、2手に分かれて盤浦小学校とソウル教育大付属小学校を訪問し、工作づくりや民俗遊技を楽しみ、言葉は通じないものの身振り手振りで本国児童と交流を繰り広げた。

 最終日の夜には、キャンプファイヤーで名残を惜しんだ。ジャンボリーのテーマ曲「アプロ」や「アリラン」、「故郷の春」などを歌いながら再会を約束していた。残り火が小さくなるにつれて、明日の別れが切実な思いとなり、あちらこちらで涙が流れた。

 一方、保護者のネットワークづくりのための企画も同時進行で行われ、多くの参加者の関心を呼んだ。

 同ジャンボリーは、日本の各地に散在し、同胞同士の交流や繋がりが持てずに孤立して生活している在日同胞オリニが一同に集う(4泊5日)ことによって、仲間意識を育もうと企画された。その中で、本国小学生との交流や日本全国に散在する保護者同士の意見交換なども行われるなど、保護者のネットワークづくりに道を開いた。

(2002.08.28 民団新聞)

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