来月東京
「韓国伝承工芸の華」展が10月1日から5日まで、東京・南麻布の韓国文化院ギャラリーで開催される。
展示品は韓国伝承工芸会に所属する作家たちが、古文献を参考にしながら、当時用いられた材料や技法などを元に再現した工芸品約200点が紹介される。
姜桂月さんによる秋布は、麻と絹を混ぜて織り上げた布。その技術は新羅時代に用いられたもので、当時は最先端をいく技術だったという。また、李龍煕さんの高麗象嵌青磁や千漢鳳さんの井戸茶碗の特徴は、灰をはじめ当時用いられた釉薬を使っている。作品はいずれも作家たちが長年の研究を経て製作した。
また、会期中3日間にわたり講演も行われる。
日程は次の通り。▽2日15時から「よみがえる韓国伝承工芸」(講師は洪東和・韓国漆名匠)▽3日15時から「韓国工芸の美」(講師は尾久彰三・日本民藝館学芸員)▽4日15時から「秘典」(講師は高銖翊・文化財保存科学技術者)。
オープニングレセプションは初日15時より。10時から17時(最終日15時まで)。問い合わせは、韓国文化院(03―5476―4971)。
(2002.09.18 民団新聞)
|