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12月初に車輌運行へ

東海線臨時道路



南北合意5百億ウォン規模支援
鉄道・道路連結工事 資材・装備費など

 【ソウル】南北は17日、北韓の金剛山旅館で行われた鉄道・道路連結実務協議会で、11月末までに完工予定の北側江原道高城と南側松山見里間をつなぐ臨時道路(1・5`)の車両運行を12月初めに開始するなど、7項目からなる合意書を採択した。

 それによると、京義線と東海線の鉄道・道路連結工事のために、韓国が北側に500億ウォン規模の工事資材・装備費の賃貸などを含む方式で借款を提供することに合意し、第1回支援分を9月中に北側に送る。

 東海線鉄道は、第一段階として北側の温井里と南側の猪津間の27・5`区間を単線でつなぎ、江陵方向への南側区間連結工事を推進する。東海線道路の場合、高城と松山見里の間の区間を2車線で連結する。

 京義線鉄道は既存の路線に基づき開城駅から軍事境界戦まで15・3`区間とまだ連結されていない南側区間を連結し、京義線道路は開城工業団地建設予定地の南側境界線から鉄道路線の西側に沿って4車線で建設される。京義線と東海線の鉄道の場合、非武装地帯(DMZ)内には駅を建設せず、最北端駅と最南端駅をつなぐ区間はディーゼル機関車方式で運営される。

 また、元山港(東海)と海州港(西海)などを通じて北送される工事装備・資材は、10年据え置き20年分割償還、年利1%の条件とすることにし、別途に締結した「資材・装備提供に関する合意書」で定めた。北韓に支援される資材・装備の正常的な運営のために、韓国側の技術者らが北側工事現場を訪問することも可能である。

 双方は、京義線と東海線の鉄道・道路の連結のための着工式を、既存合意どおり18日に実施することを確認した。

 なお、今回の会談は13日から15日まで2泊3日の予定で開始された。

(2002.09.18 民団新聞)



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