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18日に同時着工式

南北鉄道道路連結



19日からDMZ地雷除去

 【ソウル】京義線鉄道・道路および東海線鉄道・道路の連結工事期間の軍事的安全を保障するための韓国と北韓の非武装地帯(DMZ)軍事保障合意書が17日、公式発効した。これにより、南北は第2回南北経済協力推進委員会で(8月27日〜30日)の合意どおり今日18日に京義線・東海線鉄道・道路同時着工式を行い、南北分断・対立の象徴的存在であるDMZの一部に南北が協力して初めて風穴を開けることが可能となった。

 韓国と北韓は同日午前11時、板門店韓国側地域の「平和の家」で第7回軍事実務会談を行い、李俊国防部長官と金鎰普E北韓人民武力部長が署名した軍事保障合意書を交換したと国防部が明らかにした。

 合意書の正式名称は「東海地区と西海地区の南北管理区域設定と南と北を連結する鉄道と道路工事の軍事保障のための合意書」。2001年2月に合意した京義線鉄道・道路連結に関する合意書を土台に、京義線と東海線をひとまとめにしたもの。

 41条項からなる同合意書は、DMZ内に鉄道の路盤を中心に幅259b(京義線)、100b(東海線)の南北管理区域を設け、軍事境界線から250b離れた場所にそれぞれ警備哨所を設置し、工事現場間の通信のために有線電話を2回線開設する、との内容を盛りこんでいる。

 同合意書によると、地雷除去作業は19日午前に東(東海線)・西(京義線)で同時に開始され、作業時間は午前9時から午後5時までとするが、合意により延長も可能である。

 国防部当局者は「軍事保障合意書の発効によって、南北軍当局間の最初の協力事業を対話で協議、推進するなど軍事的信頼構築のための第一歩を踏み出した」と述べた。

(2002.09.18 民団新聞)



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