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南北が同時着工

縦断鉄道・京義線は年内再連結



 【ソウル】南北は、韓半島を縦断する京義線および東海線鉄道と両沿線道路の連結工事着工式を18日午前、南北4カ所で同時に行った。

 韓国側は、京畿道坡州市長湍面の京義線都羅山駅付近の南方限界線第2通門前と江原道高城郡松山見里の統一展望台前。北韓側は、京義線の現存最南端駅である開城駅と東海線の金剛山青年駅(温井里駅)。

 金碩洙・国務総理署理は、京義線連結工事着工式で「南北の鉄道・道路の連結は、民族の動脈をつなぐ象徴的な意味とともに、交流と協力を本格的に推進できる物的インフラを構築するという大きな意味がある。南北の非武装地帯(DMZ)で行われる工事は、軍事的な緊張緩和と信頼構築にも大きく貢献するだろう」と強調した。式典には、在韓外交使節、失郷民(故郷が北韓にある人)代表、各界人士など、約3000人が参加した。

 一方、金剛山青年駅での式典には、洪成南・政務院総理、金容三鉄道相など北韓側の高官と外交使節、現代峨山の金潤圭社長など招待客と住民など、約3000人が参加。

 南北は、京義線鉄道は年内、道路は来年春までに完成させることにしており、東海線は第1段階として鉄道の場合は猪津〜温井里(27・5`)、道路は松山見里〜北韓高城(14・2`)区間の連結工事を来年9月までに完成させる。

 これとともに、南北は金剛山陸路観光などに使う短距離の臨時道路1・5`を今年11月末までに完工、12月初めに開通させる計画だ。

(2002.09.25 民団新聞)



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