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韓国参加者を支援

青商連も物心両面で側面協力へ



4年に1度の障害者インターナショナル

 【北海道】4年に1度開催される障害者の生活環境を論議するDPI(障害者インターナショナル)に参加する韓国側メンバーを、北海道青商(田正友会長)が物心両面からバックアップすることになった。

 DPIは、81年に結成され、120カ国以上が加盟する世界最大の障害者組織。障害者の福祉、人権、環境などの問題解決のために活動しており、4年に1度の国際大会を開催してきた。今年は10月15日から18日まで札幌市豊平区の北海道立綜合体育センター「きたえーる」で開かれ、世界150カ国から2000人が参加する。

 韓国からも85人規模で障害者たちが参加する予定で、青商は韓国側参加者への支援を展開する計画だ。同青商の朴耕成副会長が、15年も前に車いすで入店できる焼肉店を作るなど障害者問題に関心があり、北海道開催と重なって、青商全体で支援しようと決めた。

 韓国からは在日同胞の7人を含めて85人の障害者らが参加する。総予算1500万円のうち青商が5分の1の300万円を支援する。また、同大会の公用語は英、日、スペイン、仏語で韓国語が含まれていないことから、通訳ボランティアも手配した。会議では細かい分科委員会に分かれているため、15人の同時通訳ボランティアを募ったという。

 田会長らは「地域で活動する同胞商工人として、地域社会への貢献や札幌市民としての共生を深めるためにも福祉事業を進めていきたい」と今回の支援に力を入れている。

 一方、北海道青商の計画を受けて青商連合会でもバックアップ態勢をとることを決めた。北海道青商が開催するチャリティーゴルフへの積極的参加や大会の韓国側事務局である韓国デスクへの参与、韓国DPIへの資金支援などを実施していく。

 北海道青商では広くカンパを受け付け、大会成功に役立てたいという。カンパ口座は、あすか信用組合札幌支店・普通預金64559(北海道DPI韓国青年商工会代表・田正友)へ。

(2002.10.02 民団新聞)



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