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高齢者福祉に本腰

介護講習スタート



支部会館を使ったデイサービスなどに
関して学んだ介護講習会

民団愛知デイサービスなど模索へ

 【愛知】高齢者福祉事業の充実化を本年度の重要活動として進めている民団愛知県本部(崔東佑団長)は9月19日、介護講習会をスタートさせた。

 第1回目は、全国で初めて民団支部会館を利用してデイサービスを実施した民団大阪・泉北支部の当時の支団長、李漢Q氏を招き、民団が高齢者福祉に取り組むにあたっての注意などを聞いた。

 本部、支部、婦人会などからの80余人の参加者を前に李氏は、高齢化が進む民団社会において相互扶助の観点からも高齢者支援システムの構築が急務であり、民団会館が拠点であると指摘した。また民団がデイサービスを実施することによって団員の民団への信頼度は格段に向上すると強調した。さらに実施に当たっては、決して無理をせずにできることから確実に取り組む姿勢が必要と結んだ。

 質疑でも、民団業務との兼ね合いや食事メニュー、参加年齢層などについての質問が相次いだ。

 民団愛知県本部では民団愛知21世紀委員会・福祉部会の提言に基づき、今年の重要方針に福祉事業の充実を掲げて、具体策を検討してきた。

 その結果65歳以上の県下団員同胞数と名簿の収集うち80歳以上の同胞数と名簿の収集介護への意識を高揚するための研修会の実施支部老人クラブ(シルバークラブ)への支援―などに取り組むことになった。

 第2回の27日には、特別養護老人ホームに従事している介護福祉士の金恩Iさんが高齢者への対応について講演した。

(2002.10.02 民団新聞)



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