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義援金3593万円に

本国台風被災者助け合い運動



趙駐日大使に「誠金」を手渡し
握手する金民団中央団長(右)

復旧の手助けにと
金中央団長が趙駐日大使に手渡す

 過去最大の被害を出した台風の被災者を支援する民団の「本国台風被災者助け合い運動」で集められた義援金募金約3595万円が27日、趙世衡駐日大使を通じて本国に伝達された。死者123人はじめ7万人を超す被災民、被害総額5兆ウォン超という大災害に、在日同胞らの支援の手が届けられた。


趙大使「在日同胞に感謝」

 27日の伝達式には、この間義援金募金活動に奔走してきた民団中央本部の金宰淑団長、具文浩副団長、金龍濤副議長、許孟道民団東京本部団長、鄭圭泰韓信協会長、金一雄韓商連副会長、金定子婦人会中央本部会長ら各界の代表が参席した。

 各組織を代表して金中央団長は「在日同胞は昔から、本国で被害があったときに本国同胞たちとともに苦痛を分かち合おうと支援してきた。今回は民団組織、傘下団体のみならず、心ある日本人から募金が集められた。少しでも役に立とうと集めた誠金です」と趙駐日大使に手渡した。

 趙大使も「在日同胞が祖国の被災者を助けるために募金してくれたことに感謝する。在日同胞は88年オリンピックをはじめ祖国が苦境に立たされたときに、いつも助けてくれた」としながら「特に、日本の不景気にもかかわらず、義援金を集めてくれたことに大きな意義がある。被災者に大きな勇気を与えるでしょう」と感謝の意を表した。

 「台風被災者助け合い運動」は、8月末から9月初にかけて全土を襲った台風で、人命被害、農耕地浸水、家屋の倒壊、橋の落下、道路寸断など史上最大の被害を出したことから、被災者支援のために立ち上がろうと、民団をはじめとする全組織を上げて募金運動に取り組んだ。

 全国各地にある本部、支部などの事務室に募金箱を設置し、一般同胞に協力を呼びかけた。また民団や傘下団体の幹部を中心に募金運動を展開してきた。

 9月9日から25日までの募金活動の結果、一般募金として約2795万円が集まった。また、韓商連から300万円、韓信協からの500万円の義援金をあわせて、3595万2558円を伝達した。

(2002.10.02 民団新聞)



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