民団新聞 MINDAN
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◆「特定候補の落選運動しない」

 参与連帯、経済正義実践市民連合、YMCAなど、300の市民団体が参加する「2002大統領選挙有権者連帯」は9月24日、ソウル市内での発足式で「今度の大統領選挙では2000年総選挙市民連帯が行った特定候補『落選運動』はしないことにした」と明らかにした。同時に、「21世紀になっても政治界は金品や地域主義、人身攻撃のような古い政治形態が入り乱れている。大統領選挙の間、新しい政治風土確立の先頭に立つ有権者運動を展開する」と強調した。


◆「今年の女性賞」に゙秀美氏

 韓国女性団体協議会(殷芳姫会長)は9月24日、「第18回今年の女性賞」の受賞者に、ソプラノ歌手の゙秀美(39)氏を選んだ。゙氏は2002サッカー・ワールドカップ(W杯)広報大使としてオーストラリア、イタリア、米国などでコンサートを行いW杯海外広報におおいに寄与したことが認められたもの。また、国家と地域社会の発展に貢献した女性に与えられる第38回ヨンシン奉仕賞に李玉珠・蔚山養育園園長(85)、女権伸長と女性意識鼓吹に卓越した業績を残した女性を施賞する第4回金活蘭女性指導者賞に金天柱・大韓主婦クラブ連合会会長(68)が、それぞれ選ばれた。


◆8月の韓国人出国者数、過去最高

 8月の韓国人出国者数が80万人に迫り、過去最高を記録した。文化観光部は9月23日、8月の1カ月間、海外に出かけた韓国人は計77万3908人と、昨年同期(64万7710人)比19・5%(12万6198人)増加したと明らかにした。1月から8月までの累計では韓国人出国者数が485万750人に達し、昨年同期(417万1549人)に比べ16・3%多かった。渡航先別出国者数では、中国訪問観光客が昨年同期比31・5%増加の21万7000人に達し、初めて20万人の大台を突破した。


◆韓国のイメージは「W杯」

 2002韓日共催サッカー・ワールドカップ(W杯)の影響で、外国人の韓国に対するイメージが、前向きに変化したことが分かった。これは、韓国訪問の年推進委員会(都英心委員長)が最近南アフリカ共和国で行われた「環境開発サミット」(持続可能な開発に関する世界首脳会議)参加者70国620人(政府関係者、マスコミ関係者、一般人)を対象に調査した結果、10人中8人(78・2%)が「W杯後の韓国イメージ」に対し「肯定的に変わった」と答えた。「W杯以降も韓国を訪問する意思があるか」との質問には、67%が「ある」と回答。回答者のうち、韓国を訪問したことがある人は13・9%だった。また「韓国と聞いて浮かぶイメージ」には、「W杯」(45・6%)が最も多く、以下「ソウル五輪」(15・6%)、「IT産業」(11・5%)、「分断国家」(10・2%)の順だった。


◆死亡原因の1位は「がん」

 去年も毎日162人が「がん」で命を亡くしており、「がん」は依然として韓国人の死亡原因の1位となっている。中でも「肺がん」による死亡率が最も高く、国家レベルでの体系的な禁煙対策作りが迫られている。統計庁が9月26日発表した「2001年死亡原因統計調査」によると、去年死亡した24万3000人のうち、24・4%に当たる5万9000人が「がん」であった。年間死亡者数の順位は▽「がん」5万900人▽脳血管疾患3万5000人▽心臓疾患1万6000人▽糖尿病1万1000人。これらの疾患による死者は死者全員の50・4%にも上り、韓国人の4大死亡原因に挙げられている。


(2002.10.02 民団新聞)



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