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大統領訪日、歴史的転機に

民団代表・訪日中の朴外相と面談


朴定洙・外交通商部長官(左)と意見交換する
辛容祥・民団中央団長ら

 民団中央本部の辛容祥団長らは5月23日、都内のホテルで来日中の韓国外交通商部の朴定洙長官と面談し、地方参政権運動や10月に予定されている金大中大統領の訪日などについて意見を交換した。

 辛団長は第15代の金大統領を中心に、新政権が新しい韓日関係構築に尽力していことに敬意を表した上で、大統領訪日を全国の民団組織と団員をあげて歓迎すると述べた。また、91年の「韓日覚書」に明記されている地方参政権問題について、日本政府への不断の働きかけを要望した。

 これに対して朴長官は韓日間で問題となっている漁業交渉や文化交流、歴史精算などをはじめ、大統領の訪日問題を含めて日本側と話し合いを進めていると話し、地方参政権問題については引き続き日本側に努力を促すと述べた。実務レベルでの話し合いが持たれることも示唆した。

 朴長官はさらに、「大統領の訪日を韓日関係改善の大きな歴史的転換点にしたい」と語り、在日同胞にとっても意義深い「訪日」にすると強調した。

 この日の面談には中央本部の金宰淑副団長、黄迎満事務総長、金広昇監察委員のほか、東京本部の夫昇培団長も同席した。

(1998.5.27 民団新聞)



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