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自信持ってベストめざす

車範根監督が明示


 「緒戦のメキシコ戦で悲願の一勝を成せれば、史上初のベスト16進出の半分が実現したと言えるだろう」。

 22人の“太極戦士”を率いる車範根監督は「つねに最善を尽くし、努力した結果を必ず出す」と述べた。

 車監督は「今大会に韓国サッカーの未来がかかっている」とし、「今大会の代表は経験力豊富な海外進出選手も加わっており、過去の代表の中で最も理想的なチーム」と評価している。

 車監督は「オランダ、ベルギーは客観的に韓国より一枚上で、メキシコも多くの経験を持っている強豪」としながらも、「韓国の流れは上向きで、リズムに乗って好結果を得られるだろう」と話した。

 また、「どんな相手であろうと気力負けせずに試合に臨む」としながら、強豪のオランダについて「プレッシャーを持たずに臨めば、意外な結果が出て来るだろう」と付け加えた。

 メキシコを一勝の相手と考えている車監督は「緒戦のメキシコとの結果によってベルギーとは同等な立場になる」とし、「ベルギーは年齢層も高く、機動力は落ちるものの大舞台の経験が豊かで警戒しなければならない」と指摘した。

 弱点の守備に対しては「100%失点しない守備はありえない。失点の恐れは常に存在するが、選手らが能力以上を発揮するはず」と自信を見せた。

 車監督は「あらゆる状況が予想されるが、必要に応じて適切な選手を起用する」とし、「サッカーは十一人だけでなく、エントリー二十二人の中で各ゲームに最適の選手が繰広げるゲーム」だと強調した。

(1998.6.10 民団新聞)



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