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結婚式は韓国でどうぞ

挙式からハネムーンまで
韓国観光公社がトータルプラン


済州新羅ホテルなど挙式から新婚旅行まで南国ムードたっぷりだ



格安な費用、ホテルも豪華
日本語対応のパッケージも

 韓国でのウェディングはいかが―。韓国観光公社は今年からウェディング商品の開発に取り組んでいる。韓国語が理解できない人たちを含め、在日同胞や日本人を対象としたドレスのオーダーをはじめ挙式、写真撮影、披露宴、新婚旅行と格安で豪華なウェディング企画がそろえられている。韓国情緒いっぱいの企画として人気を呼びそうだ。


■ウェディングドレス

日本語の案内も書かれた
ウェディングドレス街

 ソウルにはウェディングドレスのショップが集まった街、通称ウェディングタウンが麻浦区アヒョン洞と江南区アックジョン洞の二カ所にある。

 アヒョン洞は国内最大規模のウェディングドレスショップ街。地下鉄二号線のアヒョン駅から梨大前までを結ぶ約二キロの大通りにドレスショップ百三十余店、写真館や美容院、アクセサリーショップなど関連店舗を合わせると三百余店がひしめき合っている。国内のウェディングドレス販売市場の約六〇%のシェアを占めており、最近は多くの日本人観光客も訪れる。

 各ショップごとに専門デザイナーと工場を備えており、季節ごとに約百五十から三百着の新作ドレスを店頭に飾る。ドレスの素材は日本製の絹やイタリア、フランス製のレースをふんだんに使ったものばかり。価格は通常六十から八十万ウオン(約六〜八万円)が目安で、超高級品でも九十から百二十万ウオン(約九〜十二万円)と格安だ。既製品なら試着後約一時間で納品され、あつらえた場合でも十五日間で完成する。

 今回特に、日本からの需要に応えようと、洞内の業者らが結束して「韓国ウェディング協会」も設立し、言葉が解らない在日同胞や日本人への細かな要望に応えられるよう各種サービスを開始している。無料通訳の紹介、関連ショップへのアクセスなど細かな要望や打ち合わせに対応してくれる。

 また、同協会の設立を記念して八月五日から十六日まで初の「アヒョンドンウェディング祝祭」も開催される。

 詳しい問い合わせは同協会(ソウル02―363―5142)まで。


■結婚式

馬車に乗る新郎新婦

 ソウルをはじめとした首都圏の結婚式場を利用した結婚式の平均価格は三十から五十万ウオン(ドレス代除く)。披露宴は一人当たり二万〜二万五千ウオンが相場だが、これまでどうしても言葉の弊害が伴った。

 そんな心配を取り除くのが、ホテルを利用したウェディングプラン。ソウルや釜山などでの挙式も可能だが、新婚旅行を兼ねた済州道でのウェディングも魅力だ。特にリゾートホテルで有名な済州新羅ホテルは、今年から在日同胞と日本人向けにウェディングパッケージを作成した。今春日本人のカップルが式を挙げており、年内に東京と大阪の在日同胞、日本人カップル三組が挙式する予定だ。

 式場は招待客の人数に合わせ大小いろいろな宴会場から選べるほか、海岸を眺望できるガーデンでの屋外挙式もできる。また、カトリック教会での挙式も可能で、滞在中、日本語が堪能なホテルの挙式担当者がドレスのレンタルをはじめ新婦のメイク、着付け、写真撮影、式場や披露宴会場への移動など全てに対応する。このウェディングパッケージは二泊三日の日程だ。ドレスをレンタルした場合、ウェディング費用は千ドルから千五百ドル。披露宴は招待客一人あたり百五十から二百ドル。特典として新郎新婦にはスイートルームが用意され、ホテル内に結婚記念植樹もできる。

 韓国観光公社が経営する隣接ゴルフ場は、同胞や日本人への割り引きサービスもある。各種観光コースも設けられており、自然と観光名所を随所で堪能できる。問い合わせは韓国観光公社(ソウル02―7299―377)まで。


豪華なアルバムも格安で制作してくれる

■ウェディングアルバム

 韓国で挙式をやるなら是非お勧めなのが、結婚アルバムの作成だ。ドレスショップやホテルと契約している専門のプロカメラマンが撮影する。慶福宮や徳寿宮の美しい景観を背景にした韓国ならではの写真が四ツ切り四十ページで約三十から五十万ウオンと破格の値段でできる。

(1998.7.15 民団新聞)



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