民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆安重根義士の親筆発見

 韓国国営放送KBSの人気テレビ番組「珍品・名品」にこのほど、安重根義士が生前に描いた親筆が初公開され、同番組史上で最高鑑定額2億ウオンの値が付き話題を集めた。

 この親筆は安義士が殉国する1カ月前の1910年3月に旅順の監獄で描いたもので手形も押されている。

 所有者はソウル在住の呉ヨンウクさん(43)で、祖父から譲り受けたものだという。

 これまで旅順の監獄で安義士が描いた遺墨は200余点が発見されている。


◆12歳少年がマッキンレー登頂

 韓国の12歳の少年、金ヨンシク君=写真・右=がこのたび、北米大陸の最高峰マッキンレー峰(標高6,096メートル)の登頂に成功し、世界最年少登頂記録を塗り替えた。

 これまでの最年少記録は米国の少年で、12歳6カ月。

 今回の登頂は父の金テウンさんら7人のパーティーで挑んだもの。

 ヨンシク君は95年、当時9歳でキリマンジャロの登頂に成功して話題を集めたことでも有名な登山少年だ。


◆マイケルが北韓の子供救う公演

 歌手のマイケルジャクソンが10月11日、ソウル総合競技場と非武装地帯の2カ所でチャリティコンサートを開催する。「第1回ベネフィット・コンサート」と銘うたれた同公演の収益金は、飢餓と疾病に苦しむ北韓の子供たちとその家族のために使われる。イベントには世界的に有名なテナー歌手・ルチアーノ・パバロッティや女優のエリザベス・テーラーなども出演する予定だ。

 コンサートの詳しい問い合わせは第一企画広報チーム(ソウル02―3780―2220)まで。


◆設備投資は昨年の半分

 IMF管理体制以降、韓国企業の今年上半期の設備投資は、昨年同期比の約47.1%減少したが、来年には相当数の企業が増加の計画をしていることが、韓国産業研究院の調査でわかった。

 今回の調査は、従業員70人以上を抱える全国の製造業586社を対象に行ったもの。来年には、景気が最悪の状態から抜け出すとの期待感から各企業とも今年ひかえていた投資を復活させる兆しを見せており、平均で9.4%の増加率を示した。

 特に、コンピュータ関連は63.9%、機械類は58.9%、繊維は58.6%と、大幅に増加投資計画をしている。


◆在中同胞ノーベル賞候補に

 骨折の治療特効薬を発明した在中同胞の医師、柳海峰さん(北京在住)が今年のノーベル医学賞の候補にノミネートされた。話題の治療薬は90年から臨床実験を続けてその効果が認められている「三花接骨散」。柳さんは北京や海南に5つの医学研究所を持つ三花グループの会長も務めている。


◆ソウル大野球部、弱すぎて広告に

 1977年の創設以来21年間、公式試合で一度も勝ちを収めたことのないソウル大野球部が、このほどテレビのCMに登場する。CMはSKグループのイメージ広告で、夢に向けて努力する姿の爽やかさをアピールするもの。このCMは同グループが後援する教育放送のクイズ番組で放映される予定だ。

 ちなみに同野球部は部員20余人。最近の試合でも33対2、18対0と大差で負けており、現在まで142連敗中だという。


◆パソコンで宝くじ購入

 インターネットを利用した「オンライン宝くじ」が早ければ来年から登場する。

 購入者はインターネットに接続して、当選番号を予測して番号を入力するというもの。この宝くじは中小企業振興公団が主催するもので、収益金は中小企業の育成基金として使われる。

(1998.7.15 民団新聞)



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