民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
韓国の人気 NO.1アイドル「S・E・S」

8月28日にコンサート


8月28日にコンサートを開くS・E・S
(左からシュー、シー、ユージン)


■元気印の3少女

 今、韓国の若者たちに人気ナンバー1の女性ポップグループ「S・E・S」。昨年十一月にダンスミュージック「アイム・ユア・ガール」でデビューするや十二月にはヒットチャート六週連続一位に輝いた。CDの販売枚数も百万枚を突破する勢いだ。

 S・E・Sのグループ名はメンバー三人のニックネーム、シー(Sea)、ユージン(Eugine)、シュー(Shoo)の頭文字から抜粋したものだ。

 リーダーのシーはソウル育ちの壇国大学一年生。ユージンはグアム出身のアメリカンスクール三年生。最年少で高校二年のシューは、神奈川県出身の在日二世と個性派ぞろいだ。三人とも水泳、陸上、バスケットボールなどをこなす元気印の女の子たちだ。


■アジア進出の第1歩に

 S・E・Sがアジア進出の第一歩としてこの夏、日本でデビュー。八月二十八日午後三時に東京六本木のヴェルファーレで新曲発表を兼ねたデビューコンサートを行う。

 韓国では深夜まで学校とテレビ局を往復する日々を送っていた彼女たちが、夏休みを利用して、現在レコーディングと日本語の勉強のために来日している。


■韓日友好の助っ人に

 日本で共同生活を送る三人は音楽づけの毎日だ。移動の車の中でも発声の練習、部屋では鏡の前で振り付け、在日のシューを先生にした日本語の勉強と、東京見物もできないほどの多忙ながら意欲満々の毎日を送る。

 韓国政府樹立五十周年の今年に日本デビューすることに三人は感慨深げに語る。「韓国内で日本の文化はまだ解禁されてないが、若い世代では雑誌や音楽などを通して受け入れられている。過去の歴史を問うより未来に向けて協調していきたい」。八・一五の記念すべきこの日は日本でレコーディングの真っ最中だ。「韓日友好の一助になれるよう願いながらこの日を迎えたい」と三人は口を揃える。


■地球村のタレントに

 また、「韓国人だとか日本人とかの枠にとらわれず、地球村の一員として羽ばたきたい」と目を輝かす。

 「公演では自分たちの持っている全ての魅力を出し切りたい」とシー。「カッコいいコンサートにしてみせる」とユージン。「絶対に後悔させないから同胞の皆さん是非来てください」とシュー。

 「在日同胞が堂々と日本社会で自慢できるようなグループを目指したい」とキッパリ語る。

 S・E・Sに関しての詳しい問い合わせは、スカイプランニング・坪井さん(03―3357―3168)まで。


■100人をコンサートに無料招待

 民団新聞の愛読者の中から抽選で五十組百人をペアで八月二十八日のS・E・Sデビューコンサートに招待します。姓名、郵便番号、住所、電話番号と「SESコンサート応募」と書いて、ハガキまたはFAXでスカイプランニング「SES招待係」(160―0004 東京都新宿区四谷4―3―12 FAX・03―3353―2813)まで。締め切りは八月二十日。

(1998.8.15 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ