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創団50周年を祝う

群馬、県下団員300人集う



幅広い世代の団員が集って祝われた
民団群馬の50周年祝賀会

 【群馬】民団群馬県本部の創団五十周年を祝う記念式典が十二日、前橋市内のホテルで県下団員ら三百余人が出席して開かれた。

 記念式典には、団員ばかりでなく萩原弘之・前橋市長はじめ群馬の日韓親善協会や日韓議員連盟の活動を通じて交流を深めてきた日本人士ら多数も出席、創団五十周年を祝賀した。また、民団中央本部からは金宰淑副団長が参席し、辛容祥中央団長の祝辞を代読した。

 群馬県本部の兪賛植団長は、創団以来民団発展に貢献した人士に対して感謝の意を表しながら、二十一世紀の在日同胞社会のために「名実ともに日本の地域社会に貢献し、真の共存共生を図るためには地方自治への政治参加が必要」とし、民団が進める地方参政権運動への積極参与を訴えた。

 組織有功者八人への表彰や敬老者に記念品が手渡された後、ソラボル国劇芸術団の民族歌謡・舞踊などで楽しんだ。この日はお年寄りも数多く招かれ、手をつないでカンガンスウォルレを踊りながら会場狭しと練り歩く一幕も見られた。団員総数千四百五十人ながら数多くの団員が参加したこともあり、関係者らも喜びの表情を見せた。

 同本部は一九四八年五月二日に数人の有志たちで結成され、六八年に現在の本部会館を建築し、活動を続けてきた。外国人登録の指紋押捺留保運動時には同胞数比率で全国民団三位の成果をあげた。また、同胞高齢者・障害者への給付金要望活動や徴用などで犠牲となった同胞の慰霊祭を朝鮮総連と合同で展開するなどの活動も続けている。

(1998.9.16)



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