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金大統領訪日記念

国立国楽院が3都市で公演



東京など3都市で公演された韓国国立国楽院の演奏

 金大中大統領の公式訪問を前に九月二十七日の東京公演を皮切りに開かれていた国立国楽院の来日公演が京都と大阪で開かれた。

 「太古の響き、自然の調べ」をテーマに、韓国伝統芸術の中でも宮中で行われていた音楽と舞踊「船遊楽」「春眠曲」「水龍吟」「平調会相」「鶴・蓮花台・処容舞」「太平歌」「編楽」「解令」など、八つのプログラムが日本の観客に披露された。

 赤、黄、青と、色鮮やかに飾られた舞台の上で華麗な民族衣装を身にまとった踊り子たちは華やかな演技を繰り広げた。

 ケンガリなどで演奏するダイナミックなサムルノリとはひと味違う、上品で穏やかに奏でられる宮中音楽は韓国伝統音楽の深さが感じられた。韓国の伝統文化は、伝統音楽は「正楽」と「民俗楽」、伝統舞踊も「呈才」「民俗チュム」の二つに分けられ、中でも海外で「正楽」と「呈才」だけの作品が舞台に上がったのは、初めてで、韓国内でもなかなか見られない公演となった。

(1998.10.7 民団新聞)



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