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オモニの力作一堂に

婦人会東京が文化作品展



オモニの力作が並んだ文化作品展

 文化創作活動を通じてオモニたちの親睦を図ろうと、婦人会東京本部(康仁順会長)は恒例の「国際文化作品展示会」を十四、十五の両日、韓国中央会館で開催した。

 今回展示された作品は、都内に暮らすオモニらが各支部で創作した力作。生け花、絵画、アートフラワー、編み物、刺しゅう、書道、工芸品など二百三十四点が集められた。

 中には、二〇〇二年ワールドカップ韓日共同開催をテーマにしたサッカー少年のかわいらしい人形などプロも顔負けの作品もある一方、渋谷支部では会員らが一針ずつ持ち回りで刺しゅうを施した美しい色とりどりの日傘なども展示された。

 当初は会員のみの作品展示会であったが、地域の住民と交流を広げようと日本人の作品も展示しており、昨年からは男性の作品も取り上げ、掛け軸をはじめとした書が紹介された。

 特に今年は初の試みとして、韓国の伝統文化を二、三世に伝えようと韓国独自の生け花と茶道のデモンストレーションが行われた。韓日の文化比較とあって多くの観衆が興味深く眺めていた。

 作品展を継続して開催してほしいとの声に、康会長は「来年は習字の実演も紹介したい」と意欲的。

(1998.10.21 民団新聞)



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