民団新聞 MINDAN
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こんなコチュ初めて

枝分かれ子持ちの唐辛子
群馬の会社員が栽培



枝分かれという珍しい唐辛子

坂田実さん

 【群馬】珍しい子持ちのコチュ(唐辛子)ができた―。群馬県の会社員、坂田実さん(51)宅の庭に、赤い実の根本の方から枝分かれしてもう一つ小さな実が付いた珍しいコチュが実った。

 このコチュは韓国の民俗村を訪れたときに持ち帰った種を育てたもの。坂田さんはすぐ隣に住んでいた在日同胞の朴在一さん(51)と同級生で、母親の魯末順ハルモニ(88)に幼少の頃から影響を受け、すっかり韓国通になったという。朴さんも「韓国人より韓国人らしい」と太鼓判を押すほどだ。

 数年前、コチュ栽培をしている朴さんの故郷の慶尚南道を訪れた際、種を持ち帰って自宅で栽培し始めたのがコチュとの付き合いのきっかけ。今では栽培したコチュを使ってキムチも漬ける。師匠の魯ハルモニ直伝の味だ。自宅の居間には韓国の飾りや人形が並び、韓国のビデオもよく見るという。

 魯ハルモニもコチュを栽培して三十余年になるが、「こんな形のコチュは見たことがない」とか。

(1998.10.21 民団新聞)



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