ソウルを経由して外国へ発つ旅行者のために、滞在時間を有意義に過ごせるトランジットを利用した「ソウル市内観光ツアー」が行われている。このツアーは金浦空港をスタートし、青瓦台、景福宮、国立民俗博物館、曹渓寺、高麗人参センターなどを観光して空港に戻るもの。所要時間は５時間で、出発は午前８時、午後１時の２回。料金は大人１８ドル、子ども１３ドル。申し込みはＫＮＴＯ金浦空港案内所（０２・６６５・０９８６）。問い合わせはキムズトラベルサービス（０２．３２３．３３６１）まで。

◆韓国の思い出に松茸はいかが

　韓国観光公社が運営している金浦空港と金海空港の免税店で、１０月末まで国産生松茸を販売している。
　この松茸は韓国林業協同組合が認定した良質なものばかりで、日本産よりも格安なため日本人旅行者を中心に人気を呼んでいる。

◆ロッテワールドで挙式を

　ロッテ・ジンブライドクラブが最近、外国人を対象にしたロッテワールドでのウエディング商品を開発した。
　ソウルにあるロッテワールドで、シンデレラウエディング、白鳥の湖ウエディング、白雪姫ウエディング、韓国伝統婚礼式など４つのテーマに分かれた挙式ができる。
　これらの商品には新郎、新婦のメークをはじめ婚礼衣装のレンタル、販売、写真やビデオ撮影、各種舞台セッティング、ドライアイスやシャボン玉を使った特殊効果、ブーケ、金管５重奏、花馬車、マスコットの付き添い、招待客５０人に提供される入場券などが含まれている。パッケージ価格は５１７万〜５９７万ウォン。
　また、日本で挙式をするカップルのための野外撮影や金婚式、銀婚式などの商品も１５０〜２００万ウォンで準備されている。問い合わせは東北ツアーズ（０２２５・９４・６７９２）まで。

◆国立金海博物館オープン

　豊富な鉄の生産で栄えた伽耶国（Ａ．Ｄ４２〜５６２年）の文化を総合的に紹介する国立金海博物館が、慶尚南道金海市亀山洞にこのほどオープンした。
　地上３階、地下１階のモダンな建物に収蔵庫、講堂、セミナー室、図書室、コンピュータ案内システムなどが整えられており、伽耶地域から出土した遺物１，３００余点が展示されている。

◆オペラフェスティバル開催

　芸術の殿堂、オペラハウスで１１月５日から２９日までオペラフェスティバルが開催される。
　政府樹立５０周年と韓国でのオペラ公演５０周年を記念したイベントだ。
　ベルディーの「リゴレット」、ビゼの「カルメン」、プッチーニの「ラ・ボエーム」など３つの作品が総１５回にわたり公演される。
　また、火曜日は青少年や初心者の観客のための特別公演で、解説を加えるとともに入場料も割安になっている。料金は７，０００ウォン〜６０，０００ウォンだ。

◆国際会議も活発化

　国際協会連合（ＵＩＡ）の公式統計によると、韓国は９７年度に合計９５回の国際会議を開催し、世界で２５位、アジアで５位を占めた。アジア地域では１位は日本、２位以下はシンガポール、インド、香港の順となっている。
　また、都市別ではソウル市は７０回の国際会議を開催し世界で２２位、アジアで３位となった。東京は４位だった。

（1998.9.30　民団新聞）