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日本文化の開放
まず映画・マンガが解禁

韓国政府が基本方針発表



 申楽均文化観光部長官は二十日、金大中大統領が訪日時に表明した日本の大衆文化の開放を受けて「韓日文化交流共同協議会の構成」を通じて段階的に開放する基本方針を発表し、最初は国際映画祭受賞作など映画部門を開放とした。

 六五年の韓日国交正常化以降、日本の大衆文化に対する初めての開放措置で、韓日関係がいっそう成熟した次元に昇華する重要な契機になるという点から注目されている。

 六五年の韓日国交正常化は軍事政権下で政治・経済的側面に重点を置いたものだったが、今回の日本の大衆文化開放措置による韓日文化交流は、国民の政府が両国国民の民主的合意を下地にして進めている成熟した韓日関係の序幕といえる。

 アジア地域では、経済的安定と発展とともに韓日間の積極的協力が重要であり、IMF経済克服のための韓日間パートナーシップの構築が求められている。二〇〇二年ワールドカップ韓日共同開催を契機に活発な文化交流の動きが認められる現時点において、「六五年体制」はその使命を終え、W杯共同開催を契機に「二〇〇二年体制」が新たに芽生えたといえる。

 政府は去る四月十七日、日本の大衆文化の段階的開放を明かした通り、今回の大統領訪日期間中、両国首脳が韓・日両国間協力の効果的推進により、政府間の交流だけでなく、両国国民の深い相互理解と多様な交流が必須だという認識を共有し文化交流拡充に対する意見の一致を見た。

(1998.10.28 民団新聞)



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