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25回迎えた婦人会愛知のバレーボール

オモニの結束一段と



オモニたちの親睦とともに若手育成、組織強化につながっている
愛知のオモニバレーボールは25回を数える

 【愛知】婦人会員の親睦と交流を図ろうと、この間ほぼ年に一度の大会を開催してきた婦人会愛知のオモニバレー大会が二十五回を迎えた。愛知のオモニバレーは七五年五月に第一回大会を開いて以来、二十四年間にわたり続けられてきた。今では十一支部から百七十人ほどの選手と応援団含めて三百五十人が集まるまでになり、当初の目的だった親睦交流はもとより、今では婦人会本部、支部の役員の多くがオモニバレー出身者で、組織強化にも大きな役割を果たしている。

 二十四年前にオモニバレーを始めたのは、婦人会の活動を強化するために何か核となる活動を求めてのこと。当初、コーラスや読書会などの案も出されたが、若手会員の中からバレーボールをやりたいという意向が出された。

 民団愛知県本部はじめ婦人会、体育会中北本部の協力も得て各支部を巡回しながら会員を募った。日本のママさんバレーチームに所属するオモニらに参加を求め、各支部ごとに練習を開始した。

 七五年五月十八日に第一回大会を、その年の秋に第二回大会を開催して以来、毎年十一月の第二日曜日に大会を続けてきた。毎回八から十チームが参加してきたが、先月二十九日に開かれた二十五回大会には十一チームがエントリーするなど、参加規模も年々拡大している。

 一チーム十五人の登録選手だが、支部のオモニを中心に参加者の家族らがこぞって駆けつけるため、今大会にも三百五十人の同胞が試合に、応援に盛り上がった。

 実力もつき始めた七七年からは愛知県東海市ママさんバレーボールチームと親善試合も続けている。また、八〇年には初の訪韓親善試合も行い、仁川、大邱のチームと対戦し、翌年からは二チームを日本に招いての交流試合も行ってきた。八三年から八五年にかけては本国で開かれるカーネーションカップ・セマウルオモニ全国大会にも在日同胞として初めて参加した。

 各支部ごとにますます広がりを見せつつある愛知のオモニバレーだが、ただの親睦活動に終わらず、サークルを通じて婦人会活動に積極的に参加するオモニも多い。チーム強化のために若手オモニを勧誘して歩いたことも婦人会の新陳代謝に貢献してきた。

 四十歳からバレーボールを始め、十六年間参加してきた朴甲順・婦人会愛知県本部会長は「周囲の協力があったればこそ今の活動がある。これからも愛知のバレーボールを盛り上げたい」と意気込んでいる。

(1998.12.09 民団新聞)



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